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新型ジムニーの四駆(4WD・4L・4H)への切り替え方を解説!

ジムニーイベント

今回は、四駆車である新型ジムニーの4WDにスポットを当てて書いていきます。

新型ジムニーを所有する目的は街乗りメインの人、もしくはオフロードを走りたくて所有されてる人、両方を目的として所有される人もいます。

私はバリバリ街乗りメインで新型ジムニーを購入しましたが、夏休みに河原に遊びに行った時、砂利道でハマってしまいどう頑張っても抜け出せない状況がありました。

そんな時にふと「この車って4WDに切り替えられるんだよね?!」と思い、4WDに切り替えたところ一瞬で脱出できたことに感動しました。

あの時を振り返るとかなり焦っていたので、4WDの切り替え方や4Hと4Lの使い分けなど、知る由もなく事前に知識だけでも頭に入れておけばと後悔していました。

そんな経験談を交えて今回、記事を書かせていただきます。

最後まで読んでいただけると嬉しいです。

新型ジムニーで四駆(4WD)に切り替える方法

トランスファーレバー
2WDから4WDに切り替える方法は新型ジムニーJB64、JB74共にとても簡単です。

シフトレバーの近くにあるもう一つのレバー『トランスファーレバー』を2Hから4Hに入れることで切り替わります。

どちらも時速100km/h以下であれば走行中に切り替えることができます。

車に慣れてない人でも簡単に操作することができるのです。

新型ジムニーで4Hと4Lに切り替える方法

また4WDには2種類の走行モードがあり、4H(高速)と4L(低速)を選択することが可能。

ですのでジムニーでは、2WDを含めると走行モードが3種類あることになります。

全3種類の走行モード
  • 4WD(4H)
  • 4WD(4L)
  • 2WD

4Hから4Lへの切り替えは、一旦車を停止させてギアをN(ニュートラル)に入れて、トランスファーレバーを下に押しながら操作しましょう。

AT車、MT車共に入れる方法は同じです。

N(ニュートラル)にギアを入れずに4Lに入れてしまうと上手く入っておらず、そのまま走行すると「ギーギー」と機械音のような音が鳴ります。

実際テンパっていた私は、N(ニュートラル)にギアを入れ忘れしまい、ギアがP(パーキング)のまま4Lに入れてしまいました。

そのためアクセルを踏むと、壊れるのではないか?というような音がしました。笑

新型ジムニーの4Hと4Lはどう違う?使い分け方は?

ジムニーの四駆性能

出典:ジムニー 走行・環境性能|スズキ

さて、実際に4Hと4Lはどう違うのか?その使い分け方法を伝えていきます。

SUZUKIの取扱説明書によると、4Hは「悪路、砂地、積雪路など滑りやすい路面」に適していると書かれている。

一方の4Lは「急な坂道、砂地、ぬかるみなど特に大きな駆動力を必要とする時」と記載されています。

この書き方だけだと少し想像しにくいかと思いますが、実際に走ってみると実は、とても分かりやすいのです。

分かりやすいというのは、そのくらい新型ジムニーの4WDの性能の高さを目に見えるほど発揮してくれるからです。

正直にいうと私のようなオフロード初心者では、その場面に出くわして、実際に走ってみないと4Hで良いのか4Lの方が、良いのか判断がつきません。

ただ、4Hと4L、どちらも走行経験がありますので、経験談を交えながら、伝えていきましょう。

4Hに入れて走ったとき

  • ハマった砂利道というのは、比較的小さな砂利が集まっていた場所だった
  • 雪道を走っていた時

まず冒頭でも話しましたが、砂利道でタイヤがハマってしまったことがあります。

2Hでは、全く脱出することができず、新型ジムニーに乗って初めて4WDに入れて走りました。

このときは、4Hに入れることによって無事に脱出することができました。

これが、おそらく大きな岩場を走るのであれば4Lが適していたのかもしれません。

逆にあの状況で4Lに入れてしまうとさらに深くタイヤがハマってしまうなんてこともあるそうなので、見極めるにはある程度の経験が必要だと思います。

また、「ジムニーで雪道を走っていた時」

SUZUKIの取扱説明書にも書いてありますが、「積雪路など滑りやすい路面」これがまさに当てはまりました。

恐らく普通の車では走行できないだろう場面も、ジムニーは雪道をとてもスムーズに走り抜くことができます

もちろんスタットレスタイヤに交換してはいますが、ジムニーの4WDの駆動力というのは、本当に素晴らしいものなのです。

例えば、他の車が雪道でハマってしまった時などは、牽引ロープを積んでおくと引っ張って脱出させてあげることも可能です。

つまりレスキュー車としても活躍できる車。

私は、いまだ、助けてあげたことがないけれど、牽引ロープは、常に車の中にしまってあります。

4Lに入れて走ったとき

次に4Lを使って走行した時ですが、このときは、オフロードコースに行った時です。

状況としては、土が少しぬかるんでいて、かつ土が柔かかった、そして、急な坂道でした。

これもまさに説明書と一致しています。

はじめ、4Hで走行していましたが、坂道に入った途端に4Hでは、タイヤがスリップしてしまいハマってしまい停車しました。

そこで4Lに切り替えたところ、すんなりと脱出することができました。

このように大きな駆動力を発揮したい場面では、4Lが適しているようです。

悪路な状況に応じて4Hと4Lを使い分けるのですが、経験が浅いと見ただけでは判断が出来かねません。

しかしそんなに難しいことではなくて、オフロード初心者が行ける場所というのは、そこまで激しい悪路ではないと思います。

そのため、恐らく4Hで走る抜くことが多いのではないでしょうか。

2DWと4WDの上手な使い分け方

新型ジムニー
まずここで話したいことは、ジムニーはパートタイム4WDになります。

フルタイム4WDというのもあり、これはオンロードオフロード関係なく常に四駆の状態で走っている4WD車。

ジムニーのようなパートタイム4WDの構造は、手動でオンロードのときは2WD、オフロードのときは4WDと自分で選んで切り替えられるということです。

ジムニーのようなパートタイム4WDの場合、メリットは、街乗りなどの舗装された道では2WDで走ることによって燃費がよくなることです。

そして、2WDから4wdに切り替えられる構造によって4WDの悪路走破性が非常に高くなる点です。

2WDと4WDの上手な使い分けとして、普段街乗りがメインの場合は、舗装路・高速道路・市街地などで2WDで走行。

そして山道や河原などの未舗装路・荒地・雪道で二駆での走行が困難な時に四駆に切り替えるという方法が良いと思います。

私のようにタイヤをオフロード用のタイヤにカスタムしている場合は、悪路な道でもある程度は二駆のまま走り抜くことが可能です。

四駆駆動をうまく使い分けよう!

オフロードカスタム
こんなふうに新型ジムニーの2WDと4WDの仕組みや使い方などを知識として頭に入れておくだけで、ドライブ中に突然出てきた未舗装な道でもスムーズに走ることができます。

本格的にオフロードを走りたい人であれば、ノーマルタイヤからオフロード仕様のタイヤに交換したり、岩場などにぶつかって車体に傷が入らないようにリフトアップやガードを装備させて車を守ったりしています。

新型ジムニーは、クロスカントリーなど本格的に走行する人にはもちろんですが、私のような車に慣れていない初心者でもアウトドア感覚で楽しむことができるので、幅広いファンに愛されている車だと思います。

車なんて、走れれば良いと思っていた私ですが、今では、こんなに面白い車が他にはないだろうと自信を持って新型ジムニーを所有しています。

新型ジムニーの購入、迷っている人に少しでも参考になれば嬉しいです。

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