ジムニーユーザーがジムニーを選んだ理由として多く挙げられているのが「キャンプをしたい!」です。
キャンプをしたいからジムニーを選ぶ人、ジムニーに乗ってからキャンプを始めた人。
「ジムニーといえばキャンプ」と言っても過言ではないくらい強い繋がりが見受けられます。
今回はジムニーがキャンプに向いている理由や、おすすめのキャンプ仕様のカスタム・道具について紹介していきます。
アウトドアをより楽しくするために車選びに迷っている人、ぜひ参考になれば幸いです。
ジムニーがキャンプに向いている理由6つ
まずはジムニーがキャンプに向いている理由について伝えていきます。
これから書いていることを読んだ人は、こんなにキャンプに向いている車は他にはないと思うはずです。
- 悪路な道を突破できる高い走破性
- ジムニーの構造は耐久力がある
- 車体がコンパクトサイズである優位性
- アウトドアに似合うカラーバリエーション
- キャンプ仕様にカスタマイズが可能
- 車中泊しやすいフルフラットシート
悪路な道を突破できる高い走破性
ジムニーは、悪路な道を突破できる高い走破性を持つ4WDの車です。
キャンプ場に着くまでに色々な道のシチュエーションが想定されます。
山へ向かえば向かうほど、少し田舎道に入れば整備された道は次第になくなります。
ジムニーの凄いところは、この走破性の高さと運転テクニックのない人でも、どんな道も問題なく走り抜くことができます。
ぬかるんだ泥道や雪道にもとても強い車なのでどんな天候でも走れます。
そう考えると自然の多い場所に向かうキャンパーにとっては、かなり心強い乗り物だと思います。
ジムニーの雪道走行について詳しくは、『ジムニーは雪道に弱い?それとも最強?走り方やおすすめタイヤを解説』をご覧ください。
ジムニーの構造は耐久力がある
2つ目の理由はジムニーの構造は耐久力があるということです。
ジムニーはオフロード4WDでラダーフレーム構造を採用しています。
梯子形の鋼鉄製フレームが土台にあります。
そしてエンジン、サスペンション、駆動系が取り付けられ、さらに別に造られたアッパーボディが載せられています。
このラダーフレームがあるおかげで耐久性の強いボディーとなってます。
実際にある人が事故に遭い、ジムニーを横転させてしまった人がいますが運転していた本人は無傷でした。
車体がコンパクトサイズである優位性
新型ジムニーはJB64、JB74どちらを選んでもかなりコンパクトな作りになっています。
このコンパクトなサイズ感はオフロードを走る際には、かなり優位になります。
山を走っているとジムニーでしか通れないような道やジムニーで良かったと思う場面が沢山出てくるからです。
弱点は、コンパクトなのでファミリーキャンプには向いていないということ。
そのためコンパクトなジムニーは、ソロキャンパー向きの車ではありますね。
昔ランクルに乗っていた人が、ソロキャンプがメインなのでわざわざジムニーに乗り換えたという人もいます。
アウトドアに似合うカラーバリエーション
ジムニーは、アウトドアによく似合うカラーバリエーションが展開されています。
新型ジムニーのカラーバリエーションがとにかく豊富なことです。
例を一つ挙げるならば、ジムニーのボディーカラーの中で「キネマティックイエロー」という色があります。
このキネマティックイエローの特徴は、「目立つこと」です。
蛍光イエローともいえる際立つ個性的な色!
この色のコンセプトとして、大自然の中で動く人々に向けて作られたそうです。
例えば山の中では、吹雪が濃霧など悪天候を想定して蛍光色などを採り入れたハイビジビリティカラーを服や装備に使いますよね。
そこから発想して生まれたボディ色です。
このようにジムニーという車自体のコンセプトが、大自然を走ることを想定した車となっているわけです。
ボディーカラーについては、『ジムニーのカラーは13種類!人気色ランキングをアンケートで調査』でまとめてますので、ぜひ参考にしてみてください。
キャンプ仕様にカスタマイズが可能
ジムニーはキャンプ仕様にカスタマイズが可能です。
例えばキャンプに行くときに荷物が多いのでルーフラックを装着したい人もいますよね。
新型ジムニーであれば「雨どい」と呼ばれるレールが天井に付いています。
そもそも雨どいの役割というのは、雨の水が垂れないように作られたパーツ。
この雨どいを利用して簡単にルーフラックを装着することが可能です。
また釣り好きの人は車内に釣竿を収納できるロッドホルダーなども取り付けられます。
さらにもっと大きな荷物を運びたいという人は、ウィンチをカスタムして後ろにトレーラーを引いている人もいます。
以前お会いした人の中で、ジムニーでトレーラーを引っ張って、トレーラーで寝泊まりしながら旅をしているという人もいました。
その時の動画は以下です!
車中泊しやすいフルフラットシート
ジムニーのシートは全てフラットになります。
ソロキャンプの場合、運転席以外を全てフラットに倒すことで収納力はグンっとアップします。
またフルフラットに倒し、車中泊用のベットマットを敷けばテントを張らずに車中泊で過ごすことも可能。
ジムニーのキャンプ仕様カスタム・道具6選
次にジムニーのキャンプ仕様カスタムやおすすめの道具について紹介していきます。
今回はジムニー専用設計のカスタムパーツや使い勝手の良いグッズを選びました。
- オフロードに強いタイヤに交換
- ジムニー専用設計のルーフラック
- 簡単に設営できるサイドオーニング
- 水タンクやコンテナを取り付けられるジムニー専用マウント
- テント内や車中泊にも大活躍できるエアーベッド
- オフロード行く際は必ず持参・牽引ロープ
オフロードに強いタイヤに交換
(TOYOタイヤ公式HPから出典)
1つ目のおすすめカスタムとしては、純正タイヤからオフロードにも強いタイヤに交換しておくことです。
これは未舗装の道やぬかるんだ道、雪道などいざというときに非常に役に立ちます。
途中でスタックしてしまった際に車が抜け出せない場合、残念ながらJAFなどのレッカー車を呼ばなければなりません。
タイヤを交換しておけば、大体の道を突破することができます。
しかし頻繁にキャンプに行くわけではないし、基本は街乗りメインという人がほとんどですよね。
そこでおすすめのタイヤは、オンロードとオフロードどちらも両立されたTOYOのオープンカントリーRTです。
実際にジムニーを乗っている人で、TOYOのオープンカントリーRTというタイヤを選ぶ人は非常に多いです。
ジムニー専用設計のルーフラック
2つ目のおすすめカスタムはルーフラックです。
キャンプに行くならジムニーの車内は狭いので、荷物の積載を増やすためにルーフラックを装着する人は多いですね。
上記でも書きましたが、新型ジムニーは雨どいが付いているので、新型ジムニー専用設計のルーフラックが数多く販売されています。
ボディーとのバランスも良いですし、ルーフラックのサイズや形も選べるので好みのルーフラックが選べるはず!
ルーフラックについて詳しくは『ジムニーのルーフキャリアおすすめ6選|選び方や注意点まで解説』をご覧ください。
簡単に設営できるサイドオーニング
3つ目におすすめするカスタムはサイドオーニングです。
横からタープが出るタイプと後ろからタープが出るタイプなど、形も選べるくらい各メーカーから販売されてます。
設営がとても簡単ですので、ドライブ先で少しアウトドア気分を味わいたい時にも最適。
車内に椅子とテーブルを常時積んでおけば、日常を旅する気分で過ごすことができそうですね。
水タンクやコンテナを取り付けられるジムニー専用マウント
出典:サイドラック(ジムニーシエラJB74) | ジムニー専門店アピオ
4つ目におすすめのカスタムは最近人気のROTOPAXストレージコンテナやウォータータンクを取り付けられるマウントです。
ROTOPAXは今ジムニーユーザーの中でアウトドアを楽しむキャンパーさん達に、とても人気のアイテムです。
ROTOPAXはデザインがかっこいいので、このストレージコンテナをジムニーに積んでいるだけでもオシャレ度が増します。
そしてこれをジムニーに取り付けられるジムニー専用設計のマウントが、APIOから販売されています。
テント内や車中泊にも大活躍できるエアーベッド
5つ目はおすすめなキャンプ道具を紹介します。
キャンプ用のエアーベッドで、キャンプにはもちろんですが、車中泊する時にもベッドマットとして使用できるのでおすすめ。
使わない時はコンパクトにまとめて収納しておけるので、一つ持っておけば損はしないはず。
非常用避難グッズの一つとしても有効的です。
アウトドアブランドから好みのエアーベッドを選ぶことができますが、選ぶ際はジムニーの車内にピッタリなサイズを選ぶと良いでしょう。
下記の商品はジムニーの車内に合うサイズでおすすめなエアーベッドです。
ぜひ参考にしてみてください。
モンベル(mont-bell)U.L. コンフォートシステム キャンプパッド50 180 1124665
オフロード行く際は必ず持参:牽引ロープ
6つ目におすすめの道具は、レスキューグッズである牽引ロープです。
これは山や林道などオフロードを走る際に必ず車に積んでいる物です。
自分の車は無事だとしても他の車がスタックしてしまい身動きできない車に出くわすかもしれません。
実はジムニーはとても優秀な車で、レスキュー車としても活躍しています。
こんなにコンパクトな車ですが、大きなトラックまで引っ張って救助してあげることができるんです。
数年前に歴史的な大雪が降ったときもジムニーだけは、普通に走っていたくらいです。。
個人的には大自然の中に行くときは、最低限のレスキューグッズを身につけていた方が良いと思います。
ジムニーの牽引ロープについて詳しくは『ジムニーにおすすめの牽引ロープ5選|必要な強度は何トン?選び方は?』をご覧ください。
ジムニーでキャンプに行く注意点
次にジムニーでキャンプに行く注意点をまとめておきます。
せっかくジムニーをキャンプ仕様にカスタムしたのに、法律に違反してたり危険な目に遭っては悲しいですからね。
- 積載量を把握しておく
- ヒッチキャリアを付ける際のナンバー
- ジムニーJB64とジムニーシエラJB74ではカスタムの許容範囲が異なる
積載量を把握しておく
まずは積載量をきちんと把握しておきましょう。
キャンプに行くとなると人によっては、かなりの大荷物をジムニーに積む人もいるのではないでしょうか。
ここで知っておきたいことは、車の荷物が重すぎると安全に運転することが難しくなります。
最大積載量は乗車人数など全てを含めて220kgを超えないようにしておきましょう。
ヒッチキャリアを付ける際のナンバー
次に注意することは、ヒッチキャリアを取り付けたい人です。
ヒッチキャリアを付けて荷物を積んだ際に車のナンバーが隠れないかを確認してください。
車のナンバーが隠れてしまう、見えにくい場合は法律に違反することになります。
万が一隠れてしまう場合は、ナンバーがしっかりと見える位置に移設するなど改善の対策が必要になるでしょう。
ジムニーJB64とジムニーシエラJB74ではカスタムの許容範囲が異なる
ジムニーはとことんカスタムを楽しめる車!というイメージがあります。
しかし軽自動車であるジムニーJB64と普通自動車であるジムニーシエラJB74では、カスタムができる許容範囲は大きく異なります。
何でもかんでも好きなようにカスタマイズしてしまうと、車検の際に通ることができず、全てを純正品に戻すことになります。
車をカスタムをする時には、事前によく確認してみてください。
ソロキャンプをする人たちとってジムニーは最高の車
まとめるとソロキャンプをする人たちにとって、ジムニーは最高に良い車だと思います。
現在車離れしている若者が多いですが、インスタグラムなどを見るとテントの横にジムニーが写っている写真を良く見かけます。
ジムニーユーザーからするとジムニーという車は、キャンプ道具の一つでもあると言っても良いのでしょう。
私はどんな悪路な道でもどんな天候にしても走破性が何よりも高いので、心強い車だと感じています。
多くの人たちにジムニーの面白さ、素晴らしさが伝われば嬉しいです。
最後まで読んでくださり本当にありがとうございます。
おはようございます。
夜勤帰り、河原に寄って朝のカップヌードル。
丹沢大山は曇って稜線が霞んでおります。#丹沢大山 #ジムニー #カップヌードル #キャンプ pic.twitter.com/X5FldBIvyv— day tripper (@triper_day) August 23, 2022