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ジムニーで高速道路を走るのってどう?実際に運転して感じたことまとめ

ジムニーの車体

さて、今回は、オフロード向きの4WDであるジムニーが高速道路を走ることができるのか?
実際に長距離を運転してみた感想をお伝えしたいと思います。

これは、実際に私が購入する前にとても気になっていた点でもあります。

もし悩んでいる人がいらっしゃれば誰かの参考になれば幸いです。

出典:ジムニー 外観|スズキ

ジムニーで高速道路走るのって怖い?

高速道路
もしかしたらジムニーで高速道路を走ることに少し抵抗があるという人もいるかもしれません。

実際に私自身がそうでした。

納車したての頃、ジムニーは軽自動車ですし、アウトドア向きの車ということもあり高速道路の走行をためらっていました。

結論、ジムニーで高速道路走るのは怖くないです。

私自身、群馬県から東京や名古屋まで長距離ドライブを楽しんでいます。

ではなぜ高速道路の走行をためらうのか?その原因を具体的に例をあげてみましょう。

ジムニーで高速道路が怖いと思われる理由
  • 横風に車体が煽られてしまうのではないか不安
  • 走行中の音がうるさいのでは
  • 高速道路で安定して走ることができるのか

横風に車体が煽られてしまうのではないか不安?

結論から伝えますと、軽自動車のミニバンのような横風によって流される感覚はまずありません。

ジムニーはコンパクトで車高が高いので、勝手なイメージで強い風には耐えられないと思っていましたが、予想していたよりも遥かに安定した走行をしてくれます。

風が強い日や雨の強い時でもステアリングが操作しにくいということもなく、他のSUV車とさほど変わらない印象です。

とはいえ、ジムニーJB64は軽自動車です。

ジムニーシエラJB74に比べて重量が50kg軽いということもありますし、重量や馬力の面から見ても、ジムニーシエラの方がより安定感は増すことでしょう。

走行中の音がうるさいのでは?

スピードを出す高速道路、走行中の音についてですが、正直にそこそこうるさく感じます。

というのは、私の新型ジムニーはノーマルタイヤからオフロード用のMTタイヤに変えているからです。

そのためノーマルタイヤと比べ、地面を走ると「ゴロゴロゴロ」という音が鳴ります。笑

日常、一般道路を走行している時はそれほど気にはなりませんが、高速道路ですとタイヤの回転数が上がるせいなのか、少し気になります。

その上、車のルーフにルーフラックを付けている際は、風切り音があり、外している時に比べると多少「ゴーゴー」という音があります。

(これは、ルーフラックのデザインにもよると思いますが。)

いずれにしても私のジムニーは、タイヤとルーフラックをカスタムしているので、こういった音が出てしまいますが、ノーマル車であれば無音とはいえませんが、かなり静かに走行してくれるでしょう。

高速道路で安定して走ることができるのか?

ジムニーは、アウトドア向きの4WD車ということで、安定した走行ができるのか?ここも気になる所ですよね。

ここではジムニーJB64とジムニーシエラJB74で大きな差異が出てくるかと思います。

実際に私が乗っているのは、AT(オートマ車)で軽自動車であるジムニーJB64です。

正直なところ高速道路では、スピードが上がるまでに少しの時間はかかるイメージがあります。

アクセルを踏み込んでいると、変速していくのが足に伝わります。

あくまでもスピードが出ないわけではなく、時速80kmまで到達するのに少し時間がかかるということです。

とても優秀なジムニーですが、そもそも軽自動車なので載ってるエンジンは660cc。

一方で普通車であるジムニーシエラJB74は1500ccであるため、AT車を運転していても変速がとても自然で、安定した走りをしてくれます。

高速道路を頻繁に運転するという人にとっては、ジムニーJB64よりもジムニーシエラJB74を圧倒的にお勧めします。

ジムニーで高速道路を走った際の燃費

実燃費

では、高速道路での燃費について伝えていきます。

燃費が悪いと言われるジムニーですが、カタログに記載されいる燃費はMT車が16.2km/L、AT車で13.2km/Lです。

私はジムニーを街乗りを中心に走っていますが、街乗りの時の平均燃費は、私のジムニーで9.7km/Lと表示されてます。

私の履いているタイヤの外径はノーマルタイヤより大きいので、表示されている燃費よりも少し伸びるようですが、実際はカタログ記載の燃費に比べてかなり落ちているのは事実です。

信号が多かったり、渋滞だったり走る道路状況で燃費は変わってきますし、私のようにノーマルタイヤからサイズの大きいMTタイヤやルーフラックなどをカスタムしている車は実燃費は下がる傾向があります。

高速道路の走行はブレーキを踏む回数が減るので、渋滞でない限り、燃費は多少良くなります。

とはいえ私の車は4速AT車(オートマ車)ということもあり、街乗りの時と比べ大きくは、変わりませんでした。

しかし、5速MT車(マニュアル車)のジムニーを運転している友人は、高速道路を走行した時の燃費はとても良くて、17.0km/Lとカタログ記載を上回る人もいました。

これは、おそらくMT車なので、自由自在にギアの変速が行えるため、運転に慣れている人ですと、燃費をうまく伸ばせるんだと思います。

ジムニーで高速道路を長距離運転はできるのか

新型ジムニーでしたら、普通車と同じように高速道路を長距離運転することができます。

新型ジムニーは旧車であるジムニーJB23の発売から20年間かけて作られました

その時間と手間に比例して、スズキはジムニーの車体を支えているラダーフレームから全てのパーツ、性能を見直し、改善し新しい車に進化させたといわれています。

つまり、何一つ旧車からそのまま流用した箇所がないそうです。

ですので、以前多くの人が抱いていた「ジムニーは乗り心地が悪い!」というかつての印象は、まるで通用しないと思っています。

私自身、実際に何度も高速道路を走っていますが、他の車と比べて乗りにくいという感覚は全くありません。

また、ひと昔前のジムニーJB23についてですが、JB23も非常に優秀なジムニーではあります。

新型ジムニーと比べてしまうと不足する部分がありますが、その不足する部分を自分好みのカスタムパーツを装着することで改善していくという面白さが、JB23には備わっています。

それが、JB23の魅力でもあるので、JB23の価値はいまだ下がることがないそうです。

高速道路でのエンジンの回転数はどのくらい?

実燃費

エンジン回転数というのは、車のエンジンが1分間にどれくらい回転しているかを示すものです。

MT車は、運転手が自らシフトチェンジを行うことで操作していますが、AT車はエンジンの回転数をコンピューターが判断し、常に最適な回転数にコントロールしてくれています。

さて実際に新型ジムニーのAT仕様で高速道路を運転し、メーターを確認してみました。

結果、時速100km/h時の平均的なエンジン回転数は3750回転ほどでした。

これが、新型ジムニーシエラの場合は、約2900回転とさらに低くなるらしく、つまり燃費の良さや走行音の静かさにも繋がります。

ここで重要なことは、「何回回転した?」という話ではなく、車が高速道路を走り、多少の負荷がかかっても何の支障もないようにするためには、日頃のメンテナンスがとても大切ということです。

エンジンオイルなど消耗品をきちんと交換していれば、車の故障に繋がりにくくなります。

車のメンテナンスをサボらないように愛車を長生きさせてあげましょう!笑

ジムニーで高速道路を走る際の注意点

高速道路を走る際の注意点ですが、ジムニーに限った話しではありませんが、下記のことを気をつけて走りましょう。

  • ガソリンやタイヤの空気圧の確認
  • エンジンオイルなど消耗品の交換を定期的に行うこと
  • 本線に入ったら一定の速度で走る
  • スピードは出しすぎず、追い越しはスムーズな加速をする
  • トンネルでは点灯をし、スピードを出しすぎないように注意

当たり前のことかもしれませんが、たまに走る高速道路の場合、一般道路とは走り方もルールも変わってきますので、安全運転を心がけて、長距離運転を楽しんでください。

ジムニーは高速道路を充分快適に運転できる!

新型ジムニー

ジムニーは、先代のジムニーに関しては、かなり癖の強い車だといわれています。

実際に何度か、JA11やJB23を試乗したこともありました。

それぞれ特徴があり、面白さは計り知れませんが、個人的には、JA11については、長距離運転は、運転手の体にも少し負担がかかるかなと思いました。

JB23に関しては、問題なく走りもスムーズですし、サスペンションなどをカスタムしていくことでより走りやすい車になる感じています。

しかし、一度新型ジムニーを乗ってしまうとまるで別物です。

車内も幅が広くなっているため、快適に過ごせるでしょう。

アウトドアとして遊べる車でもありますし、移動の手段としてもしっかり使える車だと思ってます。

皆さんのカーライフが楽しく過ごせますように。

最後まで読んでくださり本当にありがとうございます。

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