最近、ジム君のリヤブレーキドラムにオイルのようなものが付着しているのを発見。
よく見るとなんだか光沢のある液体のようで、少し粘度もありそうな。
「ギヤオイルがブレーキに回ったか…?」
ってことは、ブレーキシューもギヤオイルぽたぽた漬けになっている事間違いない。
それでシャフト回りを整備する事にしました。
ジムニー(JA11)のリヤシャフトオイルシールを交換してみた
さっそくリヤシャフトオイルシールの交換過程を書いていきます。
写真を多く撮ったので、参考にしてください。
まずは部品を用意
30年前の車の純正部品がいまだに入手できるのは『ジムニー』だからです。
これだけカスタム市場が大きいと、古い車種でも部品が売っているのは嬉しいところ。
早速ブレーキドラムを外してみる
リヤドラムを外したら、予想通りギヤオイルがビッシリ。
リヤドライブシャフトを抜きとります。
オートデフロックでガッツリトルクをかけていますが、まだシャフトは使えそう。
ギヤオイル漏れの原因はオイルシールのリップ破損、ゴムの老化か???
オイルシールのリップ破損が漏れの原因だった
予想通りオイルシールのリップが破損していました。
オイルシールを入れ替えて完了。
ついでにブレーキ周りのパーツを点検
ここまで外したついでに、ホイールシリンダーピストンを点検しておこう。
SJ10、SJ30、 JA71、JA11、JA12、LA22などのリヤホイールシリンダー内のピストンは鋳鉄で造られてます。
雨降り時の走行や川遊びなどの後は、ドラム内部に水分が残っている場合があり、ホイールシリンダー内部にも入りこむ事があります。
また、湿気を吸収してしまったブレーキオイルなども、鋳鉄製のピストンを酸化させあまり乗らない車両ではピストンが固着してしまいます。
実際に外してみると、ホイールシリンダーピストンが酸化していました。
ホイールシリンダー
はまだ初期症状程度です。
今回は固着はしていなかったものの、ピストンの虫食いがみられて、放置するとホイールシリンダー内面にダメージを与え、最悪の場合ブレーキオイル漏れを起こして、リヤブレーキが効かなくなる恐れがあります。
今回は、4X4キタガワさんで発売されている、鍛造アルミニューム製ピストンに交換しました。
多くの場合はホイールシリンダーアッセンブリーの交換が必要ですが、ピストンだけ交換すれば良いので費用的にも助かります。
鍛造アルミニューム6061削り出し+アルマイト加工で錆びません。
新品カップキットを組付けて、ブレーキのエア抜きをして完了です。
走行した感覚は、ブレーキペダルのソフトなタッチがブレーキシューにダイレクトに 伝わる感じ。
不意の故障にも柔軟に対応しよう
旧車に乗られている方は、いつ、どこが故障してもおかしくないのです。
日々のメインテナンスが必要です。
おかしいなと感じたら放置せずに
原因を追究する事で、致命的な故障が避けられる可能性が高くなります。
では、また。。。
【速報】ジムニー、リアシャフト折れるの巻【家の前で】 pic.twitter.com/6FNhV5TAfu
— だいごろう (@2525GTO) May 4, 2019